平成26年6月25日、第38回ユネスコ世界遺産委員会において「富岡製糸場と絹産業遺産群」を世界文化遺産に登録することが決定されました。
国内で14番目となった世界文化遺産登録に、全国から来訪者や移住者が多く訪れるなど、注目を集めています。
そこで今回は、群馬県藤岡市にお住まいを検討されている方に向けて、富岡製糸場と絹産業遺産群に含まれる、「高山社跡」についてくわしくご紹介します。
群馬県藤岡市に位置する「高山社跡」の概要
高山社跡は、「養蚕改良高山社」の創始者・高山長五郎(生没年1830~1886)の生家であり、また養蚕業の研究所と教育機関の役目を果たしていました。
高山社跡は、国の史跡に指定されており、また世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として知られています。
高山長五郎は明治6年から画期的な養蚕法「清温育」の研究をおこない、その伝習のために高山社を設立しました。
その後優秀な卒業生を全国に輩出し、清温育を全国標準の飼育法として広めました。
現在史跡として残されている旧宅には、母屋兼蚕室・長屋門・焚屋(風呂)・桑貯蔵庫・外便所などの建築物が含まれています。
●所在地:群馬県藤岡市高山237
●営業時間:9:00~17:00
●定休日:なし
●アクセス方法:JR八高線 群馬藤岡駅から車でおよそ16分
●駐車場:市営無料駐車場あり
群馬県藤岡市に位置する「高山社跡」の見どころ
高山社跡の見どころは、母屋の造りと養蚕業に関する資料の数々です。
1階には高山社の復元模型や当時使われた教科書や資料が置かれ、2階では通風と温度管理を大切にした養蚕法「清温育」のため造りかえられた建物の様子を、じっくり観察することができます。
屋根には天窓と呼ばれる換気用の小屋根が3つあり、各部屋には火鉢が置かれ、温度と通風に配慮した造りとなっています。
さらに2階からは庭園と長屋門が一望できる点も、見どころのひとつです。
くわえて、意外な見どころスポットとして挙げたいのが、敷地内に残る外便所です。
三面がしっくい壁、東側一面が下見板張りになった壁と、南側の壁に配置された格子の小窓が特徴となっています。
内部のしっくい壁には生徒が書いたと思われる落書きが残っており、当時の面影を思わせるポイントのひとつです。

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