不動産購入時に必ず渡される「重要事項説明書」では、難しく専門的な用語が使われているため、渡されてもピンと来ない方が多いことでしょう。
しかし、内容をよく理解していないと、購入後に「きちんと確認しておけばよかった」と後悔することもあります。
不動産購入時の重要事項説明は購入者が不利益を受けないためにある
「重要事項説明」とは、不動産を購入する際の「契約する前」の段階に受ける説明のことです。
なぜ説明を受ける必要があるのかと言えば、不動産を購入する方は不動産に関する知識が少ない人が多いからです。
一生に一度と言われるほど購入の機会がない不動産ですから、それに接して得られる知識も必然と少なくなるわけです。
不動産の知識不足により購入者が不利益を被らないためにも、重要事項説明が契約前には必ずあります。
そして、重要事項説明の時に受け取るのが「重要事項説明書」です。
必ず不動産の専門家である宅地建物取引士が記名押印した書面を渡されて、そのまま説明を受けます。
この時に宅建取引士証を提示する義務があるため、なかった場合は提示を促してください。
説明を受ける場所はとくに決められていないため、自宅に来てもらって重要事項説明を受けるケースもままあります。
不動産購入時の重要事項説明では聞き漏らしてはならない内容が多い
注意事項としては、きちんと内容を確認しておくことが重要です。
たとえば「物件に関する事項」では、法令上の制限や道路(私道負担・セットバック)がとくに重要な内容です。
法令上の制限とは、都市計画上や建築上で規制を受ける制限のことです。
建築上では、安全な建物を建てるために容積率や建ぺい率、高さがそれぞれ決まっています。
また、観光地などでは周りの外観に合わせるために家のカラーまで制限されることもあるため、注文住宅を建てる方はとくに大切な箇所です。
道路のセットバックは、たとえば「セットバック2m」と表記された住宅は、敷地内であってもその2mの部分に建物を建てることができません。
私道負担とは、私営で作られた道路のため、道路が破損した際はその所有者が費用を出して修繕する義務を持つことを言います。
このように、重要事項説明の時に不動産購入について重要な内容の説明を受けるため、分からないところは理解できるまで質問すると良いでしょう。


